水溶性食物繊維とは?

オクラ

妊娠初期の便秘対策としてぜひ摂りたいのが、食物繊維です。食物繊維は便のカサ増しをしてくれるので、腸内に便が溜まったことを「便意」として認識させてくれるのです。

水溶性食物繊維とは?

実は食物繊維には2つのタイプがあります。その内の一つが「水溶性食物繊維」です。水溶性食物繊維の役割は、水に溶け込み、お腹の中でドロッとした粘性をもってゆっくりと移動します。この水に溶けるという特性がとても便秘解消に必要で、妊娠初期の便秘で苦しむことの一つは「便の固さ」です。

カチカチで小さな、ウサギのフンのような便が出ますが、これはまさに水分不足。便がしっかり水分を保っていないために起こる症状です。これによって排便時は長く、苦しく、時には痛みがあります。

この固い便を繰り返すことによって切れ痔になる妊婦さんも少なくありません。

そこで水溶性食物繊維が役にたつのです。水を含み、便に粘性を与えてくれるので、とても排便しやすくなるのです。

水溶性食物繊維は血糖値コントロールする?

水溶性食物繊維はお腹の中をゆっくり移動するので、炭水化物の消化・吸収を抑え、血糖が急激に上がるのを防ぐので血糖値コントロールに優れた特徴を持っています。

水溶性食物繊維は肥満対策になる?

また、体重制限がある程度必要な妊婦さんは、妊娠初期から気をつけたいのが肥満なのですが、実は水溶性食物繊維はコレステロールやコレステロールから作られる胆汁酸などを吸着して、便と一緒に体外に排出してくれるので、便秘による「肥満」を防いでくるのです。

水溶性食物繊維が多い食品

水溶性食物繊維が多く含まれた食品は、いかにもネバネバヌルヌルしているのでわかりやすいです。まず、めかぶやもずく、ワカメなどの海藻類、そしてオクラやモロヘイヤなどのネバリがある野菜、また果物にも多く含まれ、イチゴやキウイ、バナナなどなどたくさんあります。

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