妊娠中の便秘に、食物繊維の摂り過ぎは逆効果?

食物繊維

妊娠した途端、ホルモンの働きで便秘に。お腹の赤ちゃんのためにも薬は使いたくない。便秘にいいのは、食物繊維だから、野菜をいっぱい食べて便秘解消!
…間違っていませんが、妊婦さんが食物繊維を摂取する際に、少し心にとめておいてほしいことがあります!

食物繊維の摂り過ぎは、水分不足を呼びます!

食物繊維は、胎内で水分を吸収して膨らみます。そして便のかさを増すことでスムーズなお通じにつなげるのですが、大量に食物繊維を摂りすぎ、それに見合うだけの水分が腸内にない場合、逆に便秘を悪化させてしまうことにもなります。

胃に負担をかけることもある食物繊維

腸のお掃除役として有益な食物繊維ですが、胃にとってはなかなか消化しにくい手ごわい相手だったりします。しっかり噛まなかったり、一度に大量に摂取すると、消化不良を起こして胃を痛めてしまうことにもなります。

そもそも、妊娠中は胃が弱っています。妊娠すると多量に分泌される女性ホルモンが、胃腸の働きを弱めるように働きかけるためです。自律神経も乱れやすくなっていて、ストレスによって胃酸過多や、逆流性食道炎が起こりやすい時期でもあります。

食物繊維を摂取するときは、しっかり水分を摂って、胃をいたわりながら

妊娠中、野菜など食物繊維をおおく含む食品を食べるときは、しっかり噛んで食べ、いっしょに水分補給を心掛けることが大切です。食べ過ぎないのはもちろんですね。食物繊維だけでなく、オリゴ糖や、乳酸菌も、腸内環境を改善して便秘解消に働きかけるので、併用がおすすめです!

なお、胃に優しい野菜は、キャベツ(ビタミンUが胃酸の分泌をおさえます)、おくら、レンコン、モロヘイヤ(ねばねばが胃の粘膜を保護し強化してくれます)山芋、大根おろしなどです。もちろん、食べ過ぎにはご注意を!

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